ファームウェア


Pachubeが仕様変更されAPI Keyの文字が長くなり新規にUser登録した場合Ver.1.0では新しい文字の長さに対応できずUploadできない不具合がありました.これに対応するためVer.1.1をリリースしましたのでこちらをダウンロードしてお使いください.既にVer.1.0をインストールしている場合はgeiger.binのみ上書きしてください.
正常にPachubeにuploadできている場合はupdateの必要はございません.
その他の変更点:ci-3bg.ini,j408.ini,j304.iniのパラメータを簡易校正した値に変更しました..2012.01.07

ファームウェアのインストール

mbedにファームウェア(プログラム)をインストール(コピー)してください.
zip形式で圧縮されていますので解凍する必要があります.
Ver.1.1: geiger_1_1.zip(新pachube My API Key対応版) 2012.01.07

Ver.1.0: mk2r2.zip

USBケーブルでPCとmbedを接続するとUSBメモリのように使えますので解凍したファイルを全てmbedにコピーしてください.

含まれるファイルは次のとおりです.

geiger.bin ファームウェア本体
geiger.txt ファームウェアバージョン
env.ini ファームウェア設定ファイル
sbm-20.ini GM管(sbm-20 )特性ファイル
ci-3bg.ini GM管(ci-3bg)特性ファイル Ver.1.1で変更
j408.ini GM管(j408)特性ファイル Ver.1.1で変更
j304.ini GM管(j304)特性ファイル Ver.1.1で追加
twitter.cfg Twitter設定ファイル
pachube.cfg pachube設定ファイル

ファームウエアのコピー,設定変更時

ケースに組んだ状態ではmbedのmini USBポートにケーブルが接続できません.ケースを開けてプログラムの書き換えや設定の書き換えをしてください.ケースにUSBコネクタの穴加工をするのもいいでしょう.ケースを空けて作業する場合は高電圧回路には触れないよう注意してください.


ファームウェアのソース

mbed.orgにアカウントを作成すればインポートできます.
ファームウェアを変更した場合は自己責任でご使用ください.
Ver.1.1:geiger_1_1_src.zip(新pachube My API Key対応版) 2012.01.07
Ver.1.0: geiger_src.zip

*Special thanks mbed.org programmers.
mbed.orgで公開されているプログラムを流用させていただいている部分があります.各開発者に感謝いたします.


自動ファームウェア・アップデート

mbedのファームウェアは,インターネットに接続されている状態で,起動時及びenv.iniのfirmware_update_intervalオプション(単位:時間)毎に,env.iniのfwserverで指定されたURLにアクセスし,最新のファームウェアが見つかればダウンロードします.
firmware_update_intervalのタイミングで新しいバージョンを発見した時はmbedをリセットし,起動時にアップデート処理を行います.

バージョンチェックはサーバのBINNAME.txtと,mbed内部のBINNAME.TXT内の数字をチェックし,サーバ側ファイルの数値が大きければ,新しいバージョンが存在するものとして動作します.

  1. サーバにあるBINNAME.binをBINNAME.b__というファイル名でダウンロード
    サーバにあるBINNAME.txtをBINNAME.t__というファイル名でダウンロード
    サーバにあるBINNAME.md5をBINNAME.m__というファイル名でダウンロード
    を行う.
  2. BINNAME.b__のMD5ハッシュ値を計算し,BINNAME.m__の中身と比較する.
  3. MD5チェックに問題なければ,既存のファームウェア(xxx.bin)をxxx.BBKというファイルにバックアップコピーする.
  4. BINNAME.b__をBINNAME.BINというファイル名でコピー
    BINNAME.t__をBINNAME.txtというファイル名でコピー
    BINNAME.m__をBINNAME.md5というファイル名でコピー
    を行う.(※mbedのファイルシステムはファイル名変更ができないのでコピーをしている)
  5. コピーが完了すればmbedをリセットする.

ファームウェアアップデート動作の状況はmbed内のUPDATE.LOGにテキストファイルで記録されます.


独自のファームウェアアップデート・サーバ

HTTPでアクセスできる(IEやSafari等でアクセスできる)サーバを準備すれば独自のファームウェアアップデート・サーバを運営することが可能です.

サーバに配置するファイル

geiger.bin mbed.orgでコンパイルしたファームウェアのファイル名
(ソースコードのgeiger.hにあるBINNAME[]の内容+".bin")
ファイル名の大文字小文字は区別されるので注意すること.
geiger.txt バージョン番号ファイル.中身は"29"など数字がテキストで入っている.
(ソースコードのgeiger.hにあるBINNAME[]の内容+".txt")
ファイル名の大文字小文字は区別されるので注意すること.
geiger.md5 ファームウェアのMD5チェックサム.ハッシュ値.
(ファイル名はソースのgeiger.hにあるBINNAME[]の内容+".md5")
ファイル名の大文字小文字は区別されるので注意すること.
ハッシュ値の計算は,ファームウェアをwebサービスで変換して計算する.
Googleで「md5 変換」で探すとwebサービスがいろいろ見つかります.
例)http://www.kiyori.co.jp/MD5Reverse/ や http://hash.taroz.jp/

mbedの動作がおかしくなったときは

プログラムが暴走し,フラッシュドライブ領域としても認識できなくなった場合はmbedのリセットボタンを押しっぱなしにすることでPCから一時的にアクセス可能になります.文字化けのファイル名が残っていたり,コピー途中でエラーになる場合などはフォーマットしてからファイルをコピーすると復帰する場合があります.


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