UIView32のWXステーション機能との連携

UIView32は気象データファイルを読み込んで,ビーコンとして出す機能を持っています.一方,Mark2内部のファイルはPCからUSB経由で読み書きすることができます.

バージョン14では,放射線測定データをwxnow.txtというファイル(WXデータフォーマット)でMark2内にセーブするようにしました.下図のように,UIViewから,konowxnow.txtを読むことで,UIView経由にて放射線測定データをインターネットだけでなくRFに流すこともできます.

UIViewのWXステーション設定画面にて,mBed内のwxnow.txtを指定してください(今のところ,ファイル名は決めうちです).わたしの環境では,mBedがGドライブに見えますので,以下のような設定になります.ほかのパラメータ,Beacon comment,Unprot port,ビーコン間隔,Unproto addressは,自分の動作環境に合わせて設定してください.

ひとつ注意があります.WX Station Setup画面のMax age (mins)の値は0にしてください.

Max ageとは,古いWXデータを送らないように,その賞味期限を設定するものです.Mark2では,自分で時計を持っていないため,WXデータに正確な現時刻を書き込めません.苦肉の策で,Max ageを0に,すなわち,賞味期限切れなしにしています.正確には,mBedがRTCを持っていて,時刻管理できますが,ネットにつながっていないとNTPから時刻データをゲットできません.また,バックアップ電池がないので,電源が切れると,時刻を刻めません.

もともと,WXステーションの運用している場合は,PC上で走る他のツールがWXデータを作って,UIViewへ渡していると思います.その場合は,WXデータ出力先をmBed上のwxnow.txtにしてください.Mark2は,wxnow.txtを見つけると,そこに放射線測定データを追記します.


Back to ELGeriger Top | Mark2R2 Top

73 de ELGeiger
inserted by FC2 system